キッズプログラミング教室市場の参入動機
以前書いた記事でこんなのがありました
実はこの記事がこのブログの中で一番人気です(おそらくですが、こういう枠組みでこの領域について検討して公開した人がいないからでしょう)
今回はこの記事を前提に、さらに一歩踏み込んで考えてみたいと思います
この記事のメッセージは以下の通りです
- 子ども向けプログラミング教室の「市場規模は大きくない」
- 子ども向けプログラミング教室の「参入障壁は低い」
- 子ども向けプログラミング教室の「代替サービスや協業者は多い」
- 子ども向けプログラミング教室の「鍵はブランド力」
上記を念頭に、現在の市場の状況から、その参入動機について考察してみます
1.企業イメージの向上につながるから
この記事で記載していますが、あまり利益が見込めないモデルの場合は、その市場規模を考えても、これが大きな動機になると考えています。ただ、現在の市場の成長カーブはちょっと違う感じになりつつあるので、この動機第一でいまさら参入する企業はないでしょう。
2.既存リソースの活用ができるから
端的にいうと、下記の要素を活かせるものですね。
- ヒト(講師、生徒、保護者など)
- モノ(教室、教材・カリキュラム、パソコンなど)
- 情報(知識・知恵、ノウハウなど)
- ネットワーク(営業チャネル、バイイングチャネルなど)
- その他(ブランド力など)
最近、ロボット教室を軸に参入している「教材制作会社」「学習塾」「パソコン教室」「カルチャースクール」などは、この動機+次の同期がほとんどだと思います。
上記の業態別にいうと、下記のようなものが具体例になるかと思います。
- 制作している教材が売れる
- 学習塾やパソコン教室のFC募集がしやすくなる
- 他の講座が売れる
プログラミング教室をフックにして、本業の製品サービスがより売れるようになるというのはわかりやすいですし、経営層の承認も取りやすいでしょう
今のところは上記の動機以外は思いつきませんが、また思いついたら書きたいと思います。いかにして参入障壁を築くか、いかにしてスタートアップや中小企業は戦うべきか、について書けたらいいなと思っています。もしこういう観点で考察してほしいというのがあればお気軽にご連絡ください。