子ども向けプログラミング教室のFCを展開するブログ

キッズプログラミング教室のFC(フランチャイズ)事業を展開しているTech for elementaryのブログ

キッズプログラミング教室開業に必要な要素(前編)

今日は

「 キッズプログラミング教室開業に必要な要素(前編)」

 と題して、以前に直営校開講を検討していた時の内容についてシェアさせて頂きたいと思います。弊社のフランチャイズに加盟するか否か考えている方の参考になるのではと思います(ボリューム的に多いので、3回に分けたいと思います)。

 

1.教室の確保

 まずはやはりこれが第一に来ます。いくつか選択肢はあると思いますが、下記のようなことを考えました。

  1. 自宅:ローリスクだが部屋の吟味が必要(リビングを通る必要がある部屋、階段の事故や騒音を考慮して二階部屋などは避けたい。玄関の近くの部屋がベスト)
  2. 時間貸の教室:コストは抑えられるが、特定の曜日や時間帯を定期的に確保できないと厳しい。集合住宅の集会所などでもできるかもしれない。
  3. 空きテナント:コストはかかるがコマ数を多く設定できる。PCを置ける机や椅子を考えるとできれば10坪程度欲しい。駅近くである必要はなく、住宅街の中のほうがよい(よほど都心出ない限り、電車で通うケースはまれ)。

実際に選ぶときには、下記などの観点で検討しました。

  • 圏内に住宅街、学校があるか:自転車で通える範囲にファミリー層が住んでいるか、学校の生徒数が多いか。家や学校の近くだと保護者が安心。未就学児が多いと良いのでは(小学生と比べると習いごとをしてないので、時間や経済的に余裕があり、入学後もそのまま生徒になる可能性)
  • 10人以上収容できる広さか(講師、生徒、保護者含む):収益を考えると、最低8畳以上は必要か。
  • 駐車駐輪スペースがあるか:駐車場、駐輪場があることは必須ではないが、親が車や自転車で送り迎えする場合があるので、付近に一時的でも停められる十分なスペースがあるか。
  • トイレは新しく清潔か:子供が利用するし、保護者の印象もある。子どもは行く回数が多く、上手く済ませられない子もいる。共用のものだと掃除の手間が不要なのでいいかも。

 

2.講師の確保
 次はやはりこれですね。教室があっても教える人がいないと始まらないので。これもいくつか選択肢があると思います。

  1. 自分:最初は経費を抑え、基盤を作るために有効。エンジニアリングの素養があれば尚可。ただしレッスンを詰め過ぎず、生徒や保護者とコミュニケーションをとる時間を確保することが必要か。
  2. 学生アルバイト:若いので子どもはなつきやすいが、保護者への対応や急な欠勤や退職などがリスク。様々な点で教育、育成を要するのでは。できれば理工系や教育系などが望ましいが、採用が難しいかも。
  3. フリーのエンジニア:プロとしての信用が得られやすく、保護者の対応なども期待できるが、生徒とのコミュニケーションは人による。経験を生かした話などの付加価値も期待できるが、コスト的には高くつく。生徒や保護者を囲って、自分で教室を始めてしまうなどのリスクも考えられる。
  4. その他(主婦や退職者でエンジニア経験がある人など):採用やマネジメントが難しいのではないか。

なお、講師を管理する上では、以下の点が重要と考えていました。

授業を定期的に見学し、以下の点などをチェックする

  • 声の大きさ(明朗快活にはなしているか)
  • 話のスピード(理解よりも少し早めいぐらいがいい)
  • 話すリズム(話の流れ、取組と取組の合間が自然)
  • 話のメリハリ(重要なところとそうでないところで説明に差をつけている)
  • 生徒への働きかけ(必要に応じて、適切なタイミングで質問や褒めたりしている、生徒一人一人の性格や能力を把握している、など)
  • 楽しさ、面白さ(実際に授業を聞いていて楽しい・面白いと思える)

密にコミュニケーションをとり、良い関係を構築する

  • 採用前:実務上の不安や将来こうしたいといった希望
  • 採用後:人間関係や待遇、仕事への不満や要望
  • 随時:プライベート含めた相談事、など

 

3.備品の購入 

  次は具体的に必要なものという意味で、揃えるモノを列挙していきました。以下のようなものになります。

  1. ホワイトボード:プロジェクターを投影できる大きさ。移動できるのでキャスター付きのものが望ましい。
  2. 机・イス:10人分購入となると結構なコスト。イケアなどでまとめ買い。
  3. 事務用品:ホワイトボード用の水性ペン。複数カラー。
  4. 電話・FAX:別々の番号にすれば信用度はあがる(携帯電話番号だけは厳しい)。なければ、インターネット電話やFAXなど。
  5. 講師用PC:ある程度のスペックがあるもの。動画編集などできれば望ましい。
  6. 生徒用PC:基本持参にして、ない場合揃える必要。高いスペックは不要で、ネットで中古で買えるもので十分。
  7. ネット回線とルータールーターは新規で回線契約するとついてくる。
  8. プリンタ:コピー、スキャン機能ついたもの。wifi対応が望ましい。
  9. 裁断機:書籍・書類の電子化がしやすい。また、大きな用紙でコピーして裁断すればコピーの費用も節約できる。
  10. ラミネート機:A3サイズ対応が望ましい。安すぎると目詰まりする場合。
  11. ソファ:保護者が待つスペースなどがもしあれば。
  12. 看板:袖看板や立て看板は不要。A型黒板などで十分。
  13. テレビモニター:プロジェクターとは別に投影する場合。
  14. デジカメ・ビデオ:授業の撮影用。
  15. その他:壁紙、間接照明や観葉植物、芳香剤など

購入方法としては、以下の方法などが考えられます。

  • インターネット(オークションなど)
  • ホームセンター、大型電量販店
  • アスクルカウネットなどのカタログショッピング
  • 文房具などの卸売

次の中編は、クラスやカリキュラム、授業料について書きたいと思います。

 

詳細についてはFCの資料などに記載しているので、ご興味がある方は下記からお気軽にお問合せ下さい。

www.tfe.asia