子ども向けプログラミング教室のFCを展開するブログ

キッズプログラミング教室のFC(フランチャイズ)事業を展開しているTech for elementaryのブログ

子供向けプログラミング教室の5つの成功要因(仮説)

実は現在、子ども向けプログラミング教室のフランチャイズ事業を行うに際し、まずはモニターや直営校の運営を通じて、様々な実証実験を行おうとしています。

目的はあくまでFCの事業が上手く回るのか、ということなのですが、もちろんその手前には教室の成功がないといけません。

なので、今日は「子供向けプログラミング教室の5つの成功要因(仮説)」について書きたいと思います(「仮説」としているのはまだ検証前だからです)

 

1.新規獲得より既存の生徒や保護者の満足度を上げるのに力を注ぐ

  まだ始めておらず、一人の生徒もいないのにおかしな話ですが(笑)。正直、これまでのワークショップの経験上、新規の生徒を獲得するということに関しては、さほど心配をしていません。それよりも、この記事で書いているとおり、既存の生徒をいかに辞めさせないか、保護者の紹介率をいかにあげるか、がポイントになると思っています。そうなると、生徒や保護者の満足度をあげる、もっというと、教室のファンになっていただくことが重要になります。全ての活動をこの一点にフォーカスして、いかにエネルギーを注げるか、に懸っていると考えます。

 

2.生徒が学び続けたい、保護者が通わせ続けたいと思うサイクルを作る

 これまでのワークショップのアンケートからは、子どものモチベーションは高く「やってみたい」「通いたい」という想いが強い一方、保護者は「とりあえず体験させたい」という感じで、両者にはギャップがあります。つまり、生徒はもちろん、より保護者のモチベーションを上げ続ける必要があります。保護者のモチベーションを上げるのは「自分の子どもが楽しそうに学んでいる・成長している・評価されている」という点が基本となり、それらを実感してもらう為には「生徒が学び続ける」ことが大前提になるでしょう。「生徒が学び続ける為の工夫」と「その過程や結果を保護者に伝えること」が重要ではないかと考えています。

 

3.「わかりやすさ」「楽しさ、面白さ」「達成、成長」が感じられるカリキュラムにする

 生徒が学び続けるためには、まずは理解できることが前提となり、その為には「わかりやすさ」が最重要事項になります。その次の段階としては、「楽しさ、面白さ」がポイントになりますが、そのためには単なる実践(作業)ではなく、一つの作品を自分で作っていくような内容が良いのではと考えます。そして最後は、学習を進めていくうちに「達成や成長」を感じられる点が重要です。講師が学習進捗表をつけて渡したり(はなまるやシールなど)、定期的に発表会を行ったり、場合によっては、確認テストなどを実施してもいいかもしれません。

 

4.カリキュラム以外でも価値を提供する

 特に対保護者という意味では、カリキュラム以外の部分でも価値提供する必要があると考えます。生徒の様子を伝えるという意味では、前述した学習進捗表や確認テストの共有、発表会への招待などの実施があげられます。また、定期的なニュースレターの発行や季節ごとのイベントの開催(夏季冬期講習・キャンプなど)なども考えられます。場合によっては、学習や教育に関する座談会・相談会を開催したり、欠席時のフォロー連絡をしたり、誕生日のお祝いなどを行ってもいいかもしれません。

 

5.生徒と保護者との信頼関係を第一し、自分の子どもも通わせたいと思えるような教室を作る

 当然かもしれませんが、いかに生徒と保護者と信頼関係を築けるかがポイントになると思います。いかに生徒に愛情を持って接し、保護者と密なコミュニケーションをとれるかが重要だと思います。その時に大事な視点は、「自分の子どもでも通わせたいと思える教室か」という点だと思います。生徒や保護者に対応する際に、この点にきちんと自信を持って答えられるような運営をしていくことが必要ではと思います。

 

書き始めはとてもビジネスライクに始まり、具体的なアイディアになり、そして最後は抽象的な精神論になってしまいました(けれども、自分の中で色々な覚悟というか、意識の変化のようなものがあり、仮でも書いてみてとてもよかったと思いました)。

4月のフランチャイズの本格展開に向けた、モニターや直営店の運営において、上記を心してやっていきたいと思います。

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